お題「8000hitを記念して、縁起の良い人にシメてもらおう」
【3年Z組のあの人の場合】 「と、いうわけで8000hitだ」 「いいかー。よく聞け。古来より『8』という数字は縁起の良いものとして知られている。北京オリンピックが2008年8月8日8時8分に開会されたのもしかりだ。漢字の『八』は末広がり。数字の『8』を横にすれば『∞(無限大)』。男前熱血教師と言えば坂田銀『八』…」 「いや、なんか最後のだけ違うだろ!つーか途中までマトモな国語の授業だと思ってた僕がバカだったぁぁ!」 「そうだ、新八ー。お前はバカだ。それに気付いてもらえただけでも、俺ァ教師を続けてきた甲斐があったよ」 「何?そのデカイ満足感!あんたのバカ教師ぶりには及ばねーよ!」 「違うネ、先生。新八は『バカ』というより、むしろ『メガネ』ヨ」 「『むしろ』ってなんだよ!つーか自分もビン底メガネしてんじゃん!」 「違うぞー、神楽。新八は、いみじくも『メガネ』であり、然らずんば『地味』なんだ」 「いや、もう全然わかんねーし!無駄に国語教師っぽい接続語使う意味がわかんねーし!」 「はい。というわけで、8000hit記念、銀八スペシャル、スタート〜」 「何が『というわけ』?!…ていうか、ちょっと待ってくださいよ、先生」 「なんだ新八。これから8000hitにかこつけて好き放題しようとしている俺の邪魔をする気か、てめーは」 「いや、僕も新八だから『八』なんですけど。僕のスペシャルもアリって事じゃないスか、今回」 「八は八でも『新八』じゃあな。担任として認めるわけにはいかねーな、『新八』じゃあ」 「なんでそんな『新八』全否定?!『ぎんぱち』と『しんぱち』って一文字しか違わないでしょ!」 「新八、人生たった一つのボタンの掛け違いが、最悪の結果を招いちまうもんだ。忘れんな」 「何いい感じに言おうとしてんですか!つーか僕の名前って、最悪の結果な感じになってんの?!」 「違うアルか?」 「違うわァァ!!」 「ガタガタうるせーな。つーか、なんだ。つまりお前は、8000hitなんだから『8』つながりの自分がこの場を好きにしてぇと、そういう事か?」 「いや、別にそこまでは言ってませんけど…」 「よーし、わーった」 「え??」 「そこまで言うんなら俺も男だ。腹くくって、この場ァてめーにまかせようじゃねーか」 「いや、あの、腹くくって、って。大げさな…」 「8000なんつー最高に縁起のいい節目に立ちはだかるプレッシャーに、感動と爆笑をもって立ち向かおうとするてめーの心意気に水を差す気はねぇさ。例えどんな結果になろうと構やしねー。てめーのメガンテ精神、俺が見届けよう」 「あの、僕もう。いいですから、もう」 「死に水は俺がとってやる。このサイトの未来はまかせたぞ!ぱっつあん!」 「…すいません!忘れてください!つーか許してください!出すぎた事を言いました!」 「んだよ。せっかく『新八スペシャル』にしてやるっつーのに思わせぶりな態度とりやがってよォ。合コンでやたらとボディタッチをしてくる女子ですか?コノヤロー」 「違うネ、先生!思わせぶりなのは男の方ヨ!寂しい心の隙間につけこんで、優しい顔をするのヨ!」 「違うぞー、神楽。心の隙間を埋めてくれんのは喪黒●造さんただ1人だ。お前も『ドーン!!』て言われて来いー」 「…いや、もうなんでもいいですから、2人とも勝手に『銀八スペシャル』でいって下さい」 「つーか、何よ?スペシャルって。やっぱり8000と銀八って、何のかんけーもないよね」 「何?!その手の返しよう!あんた、面倒くさくなってきただけだろ!」 「や、だって、授業も終わる時間だし。このコーナーも飽きたし」 「飽きたとか言うな!主人公のクセに!」 「つーことで、今日の授業はこれまでー。よーく復習しておくように」 「何をだよ!」 「じゃ、ぱっつぁん。オチはまかせた」 「えええええ?!いや、先生、ちょっ!待って!あの…」 「…無理ィィ!こんなんオチつけんの無理ィィィ!!」
と、いうわけで8000hit。 |