お題「30000hitを記念して、傾向変えを考えてみよう」
「とうとう30000hit突破らしいですぜィ。土方さん」 「…」 「どうしたんですかィ。めでてェ場で随分不満ヅラじゃねーですか」 「浮かれてんじゃねーぞ、総悟。記念だか何だか知らねぇが、普段連載にはまるで出しやがらねぇクセに、こんなくだらねぇコーナーの出演でお茶を濁しやがって。俺ァだまされねーぞ」 「まぁたしかに最近、連載で真選組はまるで放っておかれてますからねェ」 「ったく、あのクソ天然パーマネントが1人ででけぇツラしやがって…」 「オイオイ、でけぇツラとは聞き捨てならねーなァ」 「旦那。来てたんですかィ」 「あたりめーだ。30000hitの節目をてめーらみてーなモンに任しちゃおけねーんだよ」 「それがでけぇツラだってんだ。今てめーの出る幕じゃねーんだよ」 「わかってねぇなァ、土方君。もう一度トップページの『はじめに(必読)』から、このサイトをやり直して来た方がいいんじゃねーのか?書いてあんだろーが、ハッキリと。『傾向は銀さんオンリーです』ってよォ。そもそも出る幕がねぇのはてめぇなんだよ」 「んだと、コラ。あのページは『予告なく、加筆・訂正する場合があります』って書いてあんだろーが。傾向なんていつ変わるかわかんねーんだよ」 「そこまで言うならトップページをスクロールしてみやがれ。参加中ランキングも『坂田銀時*RANK』になってんだろーが。明らかにてめーは求められてねーんだよ。ランキングに清き1票をヨロシクなんだよ、コラ」 「何気にランキング宣伝してんじゃねーよ!いやらしさが見え見えなんだよ!」 「こんなん言っとけば今コレ見てる読者様が、帰りにワンクリックしてあげよっかな〜っていう優しい気持ちになるかもしんねーだろーが」 「買い物帰りの募金みてーに言ってんじゃねーよ!あこぎなんだよ!やり口が!」 「つーか何だ、てめーは。もっと出番をくれって言ってんのか?なんだったら払うモン払えば管理人に口利いてやらないでもねーがなァ」 「てめーに金払ってまでこんなクソサイトで出番増やされたくねーんだよ。付き合いきれねぇ。帰るぞ、総悟」 「ま、でも、せっかくなんで、これを機に土方さん主役の連載作ってもらえるよう管理人に提案してみんのもアリじゃねーですか?」 「はぁ?だから俺は別にそこまで…」 「恋愛モノの甘ぇ話でいけば管理人すぐ食い付いてくると思いやすがねェ」 「恋愛モノだぁ?フン、くだらねぇ。んなモンやってられるか」 「難しく考えるこたァねーでしょ。どっかの誰かさんみてぇに『朝まで俺の隣にいやがれ』的な萌えセリフを連発しとけばいいんでさァ」 「…え?ちょっと、沖田君?なんか聞き覚えあるセリフなんだけど、ソレ。どこで聞いてんの?ソレ。もしかして読んでんの?連載」 「当然でさァ。旦那、意外と甘ぇ口説き文句言うじゃねぇですか」 「てめぇ天パーのクセに大衆の前でんなクセーセリフ吐いてやがんのか!俺ァ言わねーぞ!んな恥ずかしいセリフ!」 「ああん?!マヨは黙ってやがれ!てめーだって『惚れた女にゃ幸せに…』とかなんとか言っちゃってただろーが!」 「うるせェェェ!!あっちの話をこっちに持ち出すんじゃねーよ!つーかてめぇこそ何でそのセリフ知ってやがんだぁ!!」 「ダメですかィ。土方さん。甘〜い連載は」 「ダメに決まってんだろーが!」 「そいつァ残念だ。旦那みてぇに『護りてぇもん護る』とか言う土方さんが見たかったんですがねェ」 「いや、沖田君。もういーから、ソレ。やめてくんない?俺のセリフ引用すんの」 「しょうがねェ。恋愛が無理だっつー奥手マヨ侍のために俺が提案してやらァ。どうだ?いっそトリップものは」 「トリップぅ?なんだ、それは」 「江戸の侍土方十四郎がよォ、現代の東京にトリップして腐れた世の中を変えていくわけだよ」 「いや、まぁ、そういうやつなら少しは考えても…」 ― ある日突然、馴染んだ江戸の町から現代の東京へとやって来てしまった土方。 戸惑いと不安を隠せず見知らぬ町で座り込む彼に、1つの手が差し伸べられた。 『オイ、コラ。銃刀法違反で突き出されたくなきゃチョコパフェおごれや』 銀八先生はそう言って土方をファミレスに… ― 「いや、待てェェェ!」 「んだよ。これからだろーが。おもしろくなんのは」 「なんでアイツとコラボしなきゃならねーんだよ!トリップしてる意味全然ねーだろーが!しかも何で早々とタカられてんだよ!」 「いや、よく考えてみたら現代にはすでに銀ぱっつぁんがいるからよォ。そこに触れねぇのもなんか無理あんじゃん。モヤモヤすんじゃん」 「触れた方が無理あるわ!大体あっちはあっちで高校生土方君がいんだろーが!キャラかぶんだろ!」 「じゃあもう、あっちの土方君はなかったことにして」 「なかったことって何だァ!人の存在をサクッと抹消してくれてんじゃねーよ!」 「もうトリップとかはやめて、普通に江戸でのサクセスストーリーはどうですかィ。やっぱり男は仕事に生きる姿が感動を呼ぶモンでさァ」 「いいこと言うじゃねーか、総悟。そうだ。そういう普通のやつで十分…」 ― ある日突然、なんやかんやで真選組をクビになった土方。 彼が抜けた穴を埋めるべく、命がけで真選組を支えようと奔走する沖田総悟に、局長である近藤は告げる。 『真選組が今あるのは総悟、お前のお陰だ。副長の座がふさわしいのはお前…』 ― 「いや、ソレお前のサクセスストーリーだろうがァァ!」 「熱くなれそうでしょう?」 「熱くなるわ!別の意味で!というか『なんやかんや』ってなんだ!適当すぎんだろ、俺の扱い!」 「っとに、注文がうるせーよなァ。こっちは親切で提案してやってるっつーのによォ」 「んな身にならねぇ親切心はいらねーんだよ。ナシだ!ナシナシ!連載なんぞ誰がするか!」 「遠慮しねーでくだせィ。『土方十四郎湯けむり殺人事件』はどうですかィ」 「いや、ソレより『土方VSメ●ゴジラ』の方がよくね?」 「黙っとけや!ドS1号2号!」
と、いうわけで30000hit! |